CRAZY BLUES よしだ さほ 「あの時の私と同じように辛くて消えたくなってしまっている誰かに届いてくれたら」インタビュー
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- 11月17日
- 読了時間: 3分

自己紹介をお願いします。
京都・大阪で活動している3ピースオルタナティブ・ロックバンド、CRAZY BLUESのギターボーカルのよしだ さほです。
音楽を始めたきっかけがあれば、教えてください。
高校の軽音楽部でベースコーラスのゆっちとドラムコーラスのじげ(いのうえじげん)と出会い、コピーバンドを始めました。3年生の夏あたりにじげが作った「表面張力」を私たちに聞かせてくれたことをきっかけに、オリジナル曲を演奏するようになりました。
直近のリリースについて教えて下さい。
CRAZY BLUESファーストEP 「Lot.ep.」から、「Lot」について。
「Lot」は私自身が人間関係ですごく悩んで、毎日毎日泣いてしまうほど辛かった時期にできた曲です。自分にも辛い状況を生む原因があったのに、あの時は、自分だけこんなに不幸だとか、どうしてこうしてくれないんだろうとかずっと不毛なことを考えていて。そんな自分がそんな自分のままで終わるのが嫌で、一種の救いのようなものを求めて、そして、願いを込めて作ったのが「Lot」でした。
誰もが色んな日々を生きていて、誰かが泣いて誰かが笑って、みんな幸せなんてなくて、でもだから幸せがあるという当たり前なことに気づけなくて、あの時の私と同じように辛くて消えたくなってしまっている誰かに届いてくれたら嬉しいです。
よしださんの人生を変えた1枚の音楽アルバムがあれば教えてください。
羊文学の「若者たちへ」です。

このアルバムに出会って、私はオルタナティブやシューゲイズの音楽に出会えました。頭の中がぐちゃぐちゃな時にこのアルバムを大きな音で聞くとすごく満たされる感じがあって、大好きです。エンディングという曲を、初めて行った羊文学のライブで聴いた時に泣いてしまったのを今でも覚えています。辛い気持ちやセンチメンタルにどん底まで浸らせてくれるこのアルバムは、今でもお守りのようなものです。
よしださんの "癖" や "ルール" があれば教えてください。
ここまでの文章でももう伝わってしまったかもしれないのですが、私は物事を悲観的に見てしまう癖があって。そんな時に、一旦自分の気持ちをノートに書くというのがマイルールです。

言葉にすることによって、なんでそんなに辛いのか分かるし、思ったよりしんどい状況じゃないじゃんとも思えます。ノートに書き終わったあと、頭の中がすごくスッキリします。
あとは、日記に書きたいと思った面白い出来事や自分の不甲斐ない話も全部ノートに書いたりしています。いつかの自分がそれを笑い飛ばすことができるし、いつかの自分がそれを見て思い出し笑いをできるし、いつかの自分があの時は大変だったけど頑張ってたなと思えます。そんな暗黒ノートは、最近4冊目に入りました。
今後の目標があれば教えてください。
今後の目標はフジロックに出ることです。そして、自分のひねくれた性格を治すことです。
CRAZY BLUES
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